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しばいぬ

 

さすらいのしばいぬが 草原をかけぬける

 

ずっとひかりを待ちわびて何億光年

ずっと自由をもとめて願うにちにちそう

 

あるときひとでなしをかみついた にげだした

 

彼は走る、走り続けるのさ

どこまでもどこまでも

 

そうして七色のはねがはえてきた

戦いにかったんだ

 

なによりもいさましくたくましく

 

だいちをふみしめた

おおぞらをおおいに舞い上がった

 

もうひとよには戻ってくるな

ひとよにはかかわるな

 

果てしなくあおぞらにきえていった

どうかしばいぬがしあわせであれと

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