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ひざし
今日も朝がやってきた
カーテンを開ければ、昨日のつらい思い出を
その記憶だけ 綺麗さっぱりと まるでなかったことのように
「陽ざし」が優しく「おはよう」と言う
どんなにつらく、泣きたい夜でも朝はやってきて
「陽ざし」はいつものように「おはよう」とただ一言だけつぶやく
まるで私の心を悟っているかのように
それ以上は、決して 語ることなく
心を 光で暖かく 照らし続けてくれている
ただそれだけのことなのに私は
その光にどれだけ救われたことだろう
その光をどれだけ待ち望んでいたのだろう
どこにいても ただ休むことなく「陽ざし」は
そっと優しく包み込み、見守ってくれている
さあ、今日も 新しい一日を新しい1ページを 綴っていこう
私は、陽ざしのような暖かで
そっと優しく誰かを見守っていられる人でありたい
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